人類の集合意識から独立する

✵✵✵ ΝΩΘΙ ΣΑΥΤΟΝ✵✵✵

　　　　　
　　　　
　　
あなたが叡智に目覚めゆく時、
それは同時どうじに、
地球の人類の集合意識しゅうごういしきから
独立どくりつしていくという事でもあります。
　　　　　　
　　　　　　　
  　　　　　　　　　
なぜなら、人類の集合意識は
“奮闘ふんとうし、努力どりょくし、競せり合って
勝利しょうりや成功せいこうを勝ち取ることが基本である”
という概念がいねんを受け入れているからです。
　　　　　　
　　　　　
　　　　　　　　
そのために、私たち人間が
集合意識に帰属きぞくしている間は、
集合意識の概念に見合うような
“正しい人間ひと“に成なろうとします。
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　
誰かよりも
優すぐれた人間になる為に努力し
誰かよりもより多くのものを
獲得かくとくするために
奮闘ふんとうし続つづけなければいけません。
　　　　　　
　　　　　　　
　　　　　
でも人ひとがそのような人生を送るとき、
それは出口の見えない暗闇くらやみの中を
今にも消えそうなロウソクを持ち
永遠えいえんに彷徨さまようようなものです。
　　　　　　　　
　　　　　　
　　　　　　　　　
多くの人は、特別な才能があれば
多くの豊かなものを獲得かくとくできると
思っています。
　　　　　　　　
　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　
また社会的な地位ちいを得ることができれば
その時にこそ、自分の価値かちを
見いだせるのだと思っています。
　　　　　　　　
　　　　　
　　　　　　　
これは一見いっけんすると
この世界の真実のように見えます。
でも真実は決してそうではありません。
　　　　
　　　　　　　
　　　　　
望むものを獲得するための叡智は、
すべての人間の中に
平等びょうどうに配置はいちされているからです。
　　　　　　　
　　　　　　　
　　　　　
そして、その願いを叶える叡智は、
“自分が自分がある”という事に対しての
純粋じゅんすいな歓よろこびと祝福しゅくふくの中で
はじめてこの世界に芽吹めぶくことが
可能となるのです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　
　　　　　　　　
“自分が自分があること”への祝福は
すなわち、
自分が創造主そうぞうぬしのそのもので
完全性かんぜんせいと独創性どくそうせいを持ち合わせた
何一ひとつ欠けることのない存在である事を
自分の人生に受容じゅようする事です。
　　　　　
　　　　
　　　　　　　　
あなたが願いを叶えるために、
正ただしい人間になる必要はありません。
優すぐれた人間になる必要もないのです。
　　　
　　　　
　　　　　
『願いを叶える』という事は、
言い換えれば、
『あなたがあなたの歓よろこびを表現する』
ことでもあります。
　　　　　　　　　　　
　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
あなたの肉体にくたいを通じて、
あなた自身が歓びを世界に表現するとき
人生において、
より大おおいなる可能性かのうせいの扉が
永続的えいぞくてきに開いていきます。
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　
そうして新たな扉を開いたあなたは
努力どりょくや忍耐にんたいから一番遠く離れた場所で
願ったものを手に入れる事が
できるようになるのです。