✵✵✵ ΝΩΘΙ ΣΑΥΤΟΝ✵✵✵
人類の古い集合意識には
『選民意識』というものが
染みついています。
この選民意識というものは、
古い宗教から今へと色濃く残る
信念体系の一つでもあります。
例えば、ユダヤ教においての
“選民である”という考え方は、
ユダヤ人が神と特別な契約を結ぶ
唯一の民族であるという思想です。
その教えを守っていくことによって
“終末”においてユダヤ人が救われ、
非ユダヤ人は淘汰されると
彼らは考えていました。
このように古い時代からの宗教を通じて、
この選民意識が世界へと伝わり
現代においても根強い信念となって
人々を苦しめているのです。
『自分たちは選ばれし特別な存在である』
という信念の上でのみ、
自分の価値が成り立つのだと
今も多くの人が信じ続けています。
そのために人々はこぞって、
社会から、
また他者から選ばれようします。
自分がいかに優れていて
素晴らしい存在であるかを
他者と競い合い
証明していかなければいけません。
“誰かや世の中に
選ばれていない自分には価値がない”
もしかしたら、これを読んでいる
あなた自身の中にもそのような葛藤が
存在しているかもしれません。
でも、覚えておいて下さい
あなたは誰かより劣ってはいないし
誰かもあなたより劣ってはいません
また、あなたは誰かより優れてはいないし
誰かもあなたより優れてはいません
あなたが誰かに選ばれていなくても
あなたには揺るがない存在価値があるし
あなたが誰かに選ばれたとしても
あなたには揺るがない存在価値があります
優れた才能を持ち、多くの富や豊かさを
持っているような、自分とは全く違う
ユニークさを持つ人を目の前にするとき、
人間は羨ましさや嫉妬を感じたり
自分を卑下したくなるかもしれません。
けれど本当は、
その人とあなたを隔てるものは
一切何も存在しないのです。
私たちは、皆同じです。
創造主から放たれた
唯一無二のユニークさを持つ
完全なる存在です。
あなたがまだ自分の本質を知らずに
自分に欠けているものや
自分に足りないものが多く
あるように思えていたとしても
それは真実ではありません。
宇宙全体には、我々人間の頭では
まだ認識できないほど数多くの
魂が存在しています。
そして、その多くの魂存在の中から
この地球にやってこれるのは
ほんの一部の魂のみです。
もしこの世界に
『選ばれし者』が存在するのだとしたら、
それは”あなた自身”だと言うこともできるし
“あなたを含むこの世の全ての者”だとも
言い換えるができます。
願望実現においても
人と自分を比べるという無意味な事を
手放していかなければなりません。
誰かや社会から選ばれようと必死になり
自分の本質からかけ離れた
サバイバル意識からの選択をする時、
そのままの自分が持っている
唯一無二の純粋なる輝きを
見失ってしまうことがあります。
今この瞬間において既に存在している
自分の完全性を知らなければ
純粋な意図を放つことも
願いの現実化を託すための
多次元存在を召喚することも
不可能でしょう。
決してそうならないように
あなた自身が、あなたの真の輝きから
目を離さぬようにして下さい。
あなたが、自分の内なる偉大な光を
見失わなければ、この広い地球の中で
どこにいようが、何をしていようが
人生に迷うことは決してないからです。